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Windows XP

・どうしてもXPの起動が遅い
環境にもよりますけど、XPの起動がどうしても遅い(デスクトップが現れるまで1分以上かかる)という人は以下をチェック。

・システムドライブ(通常はCドライブ。ローカルディスク(C:)などと表示)の容量が大きすぎないか
通常、WindowsXPをインストールして普通に使う場合は、20GB程度の容量があれば十分です。
メーカー製PCでは大抵、ハードディスクのCドライブとDドライブの容量を変更することが出来るようになっているはずです。
Cドライブがハードディスク全体の7割以上を占めている場合は、大きすぎると判断してよいと思います。
ただし、容量変更は一度ハードディスクを初期化する必要があることがほとんどですので、再セットアップ(リカバリ)作業と同じだけの時間がかかります。
ファイルのバックアップなどは忘れずに。

あとは、OS起動と同時に重いアプリが起動していないか、システムドライブの空き容量が少なすぎないか、デスクトップに大きなファイルをそのまま置いていないか、など。
参考にしてみてください。
・スペックについて
※CPUクロック/メモリ容量の確認方法は、マイコンピュータを右クリック>プロパティ。

Windows XPのマイクロソフトによる導入可能スペックは。。。

CPUクロック:300MHz以上
メモリ:128MB以上
HDD:2.1GB以上
800x600(SVGA)以上の解像度を持つモニタ
CD-ROMまたはDVDドライブ
キーボード、マウスまたはこれに互換のポインティングデバイス

…となってますが、これはXPの無印(サービスパック(以降SPと表現)が当たっていない状態)での話です。

現在、Windows XPはSP2の導入が必須となっており、2004年後半以降製造のXPプリインストールPCでは、SP2が最初から入ってます。
SP2は通常のSPと違い、セキュリティ強化のために新しい機能などが追加されており、その分だけハードウェア資源を消費します。

マイクロソフトの導入可能スペックというのは、あくまでも「動くだけ」であり、快適に使うには程遠いものです。
そのため、よく「2倍の法則」というものが当てはめられ、導入可能スペックの2倍の性能を持ったPCであれば、それなりに快適に動くと言われます。

ですが、上記のようにSP2は基本的にハードウェア資源を消費するので、導入可能スペックの2倍の性能でも、軽快には動かない可能性が高いです。
XP SP2の推奨スペックは。。。

CPUクロック600MHz以上
メモリ:512MB以上
HDD:20GB以上

これだけあれば大抵は快適に動くと思われます。

特に2005年くらいまでのノートパソコンでは、買ったときの状態のままならば、メモリが256MBというものも少なくありませんから、SP2だと256MBでは少し荷が重いかもしれません。
とはいえ、軽量化設定などを行えば実用に耐えないレベルではないと思います。
ただ、最近のインターネット上では派手なFLASHや動画などを活用したサイトが多いので、SP2推奨スペックでも重くなる場面があります。

必要メモリ容量は使い方次第で変わりますが、動画を除いたサイト閲覧・メール程度ならば512MBあればお釣りが来るので十分ですが、重いアプリ・ゲームや、同時に色々と起動させる使い方であれば、512MBでも全く足りなくなります。
なので、普段使っている状態で目に見えて重い、と思ったらスペックが足りてないという証拠ですから、メモリの増設などを検討したほうが良いと思います。

NT/2000/XP/Vistaの系統であるNT系では、CPUクロックよりもメモリが重要だと言われるので、メモリはPCの増設可能容量いっぱいまで増やしてもムダではありません。
・設定など
言語バーはタスクバーに格納することも出来ますが、格納するとエクスプローラが落ちたり色々とトラブルを招きかねないので、なるべく格納しないようにしましょう。
どうしてもタスクバーに格納したい、という方はIME Watcherというソフトを使ってください。
このソフトをインストール後に、コントロールパネル→地域と言語のオプション(見つからない場合はクラシック表示にしてください)→「言語」タブ→「詳細」→「言語バー」→「言語バーをデスクトップ上に表示する」のチェックを外してください。これで、言語バー表示が消えます。

XPではアクティブなウィンドウを閉じたあと、違うウィンドウを操作しようとしても反応が遅いことがあります。
これが気になる方は、コントロールパネル→地域と言語のオプション(見つからない場合はクラシック表示にしてください)→「言語」タブ→「詳細」→「詳細設定」タブ→「詳細なテキストサービスをオフにする」にチェックを入れます。
このままでは日本語が入力できなくなりますので、左側のAltを押しながらShiftを押せば入力可能になります。

すると、言語バーが旧式のものに切り替わってタスクバーに格納できなくなりますが、反応の遅さは改善すると思います。
さらに、このままでは言語バーが消えてしまっているはずなので、システムを再起動すれば現れるようになります。
なお、上記のIME Watcherを使えばタスクバーに表示し、言語バーを消すことも可能です。
※この設定を行った後にIME入力がおかしくなった場合は、元に戻してください。

IE7を導入している方は、この「詳細なテキストサービス」がONになっていることによってIE7でトラブルを起こすことが確認されているようです。
IE7で安定した動作を求めるなら、上記の手順で「詳細なテキストサービス」を切ることを推奨します。

タスクバーの何もないところを右クリック→プロパティ→「同様のタスクバーをグループ化する」「アクティブでないインジケータを隠す」のチェックを外す。

デスクトップの何もないところを右クリック→プロパティ→「デスクトップ」タブ→「デスクトップのカスタマイズ」→「60日ごとにデスクトップのクリーンアップウィザードを実行する」のチェックを外す。

ファイルの削除時にゴミ箱を経由せず直接削除してしまう設定です。
ゴミ箱アイコンを右クリック→プロパティ→「ゴミ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消す」にチェックを入れます。
こうするとゴミ箱が肥大化せずに容量の節約になりますが、間違えて消してしまったファイルの復帰は難しくなりますので不安な方はこの設定は止めてください。

マイコンピュータを右クリック→プロパティ→「詳細設定」タブ→「パフォーマンス」囲み内の「設定」をクリック。
理想は全て外すことですが、XP独自のLunaというデザインを生かしたい場合は、
「ウィンドウとボタンに視覚スタイルを使用する」にチェック。
これを外すと、従来のWindowsのデザインに変わります。

「フォルダでよく使用するタスクを表示する」のチェックを外すと、マイコンピュータで左側に表示されるメニューが消えます。
これを利用している方はチェックを入れておきましょう。

他の設定、特に影・アニメーション・フェード・スライドに関するチェックは外しておいたほうが良いです。

次に、この設定画面(パフォーマンスオプション)の「詳細設定」タブ→「仮想メモリ」囲み内の「変更」をクリック。
初期設定では初期サイズと最大サイズの設定が違うはずです。
このように可変する設定だと、このページングファイルというものが断片化してしまって遅くなるので、固定化してしまいましょう。
最適値は物理メモリの1.5倍〜2倍程度と言われてますが、自分の環境では2倍サイズが最適でした。
使用しているPCの物理メモリが分からない場合は、マイコンピュータを右クリック→プロパティをクリックすると最初のウィンドウに出てきます。

初期サイズと最大サイズを同じ値にして「設定」をクリックしOKを押します。再起動が求められた場合は再起動します。
なお、物理メモリが768MB以上で、極端に重い処理を行わない方は、ページングファイルなしを選択して、設定を押します。
もしこれでメモリ不足というメッセージが出たり、使っているアプリケーションに何らかのトラブルが発生したなら、この設定を止めてページングファイルを設定してください。

※ページングファイルを完全に切る設定ですが、色々と調べた結果、確かに若干軽快に動作するようにはなりますが、あまり推奨される設定ではないとのことです。
いわゆる「スワップ」するという現象は、ページングファイルをOFFにしても完全には解消されません。(ページングファイルと仮想メモリは全くの別物)
仮想メモリを完全に切ることは2000/XPでは仕様上不可能なので、できることならページングファイルをサイズ固定して運用されることをお勧めします。

システムの復元に使われるディスク容量を節約します。
マイコンピュータ右クリック→プロパティ→「システムの復元」タブ→容量を節約したいドライブを選んで「設定」をクリック。
初期設定では、ドライブ全容量の12%を使用する設定になってます。
最近の大容量ハードディスクだとこれでは多すぎるので「使用するディスク領域」スライダを4%〜6%くらいの位置に移動しOKをクリックします。
※この情報の提供はあたるさんです。

窓の手を使って設定できるところは設定しましょう。
レジストリを弄らなければならない設定も、窓の手を使えば簡単に出来ますので、持ってない方はインストールしてください。

上記のゴミ箱を使わない設定にしている方は、「デスクトップ」タブ→「ゴミ箱アイコンを隠す」にチェック。

「新規作成」タブでは、使わないものを削除しておきましょう。

「スタートパネル」タブ→「スタートメニューの表示速度」スライダを左側ギリギリまで寄せます。
こうすることによりメニューの表示速度が上がりますので、体感的に速くなります。
一番左まで寄せてしまうとトラブルが起こる可能性がありますので、ギリギリまでにしておきましょう。

「パフォーマンス」タブ→「カーネルを常に物理メモリに配置」のチェックを入れます。
ただし、表示されているとおり、物理メモリが256MB以上の環境のみの設定ですので、これ以下の方は設定しないでください。

スパイウェアまがいの宣伝で有名なJwordの広告を表示させないようにするには、
C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\というところにある「hosts」というファイルをメモ帳などで開きます。
最後の行に
0.0.0.0 download.jword.jp
0.0.0.0 www.jword.jp
0.0.0.0 www.3721.com
0.0.0.0 assistant.3721.com
0.0.0.0 www.9199.com
0.0.0.0 www.9199.co.jp
と追加して上書き保存してください。
こうすることで完璧に防げますが、Jwordのサイト自体も表示されなくなります。

レジストリを弄る設定です。
レジストリエディタの起動の仕方は、スタート→ファイル名を指定して実行→「regedit」と入力

ショートカットなどのリンク先チェックを停止します。

HKEY_CURRENT_USER→Software→Microsoft→Windows→CurrentVersion→Policies→Explorer

「Explorer」を右クリックして「新規」→「DWORD値」を選び「LinkResolveIgnoreLinkInfo」というDWORD値を作成します。
この項目をダブルクリックし、値のデータに半角で「1」と入力してPCを再起動してください。
リンク先チェック機能が働かなくなるので、対象にしているものが移動しても修正されませんが、アイコン表示は早くなります。

ショートカット作成時の「〜へのショートカット」を表示させない設定です。

HKEY_CURRENT_USER→Software→Microsoft→Windows→CurrentVersion→Explorer

「Explorer」を右クリックして「新規」→「バイナリ」を選び「link」というバイナリ値を作成します。
この項目をダブルクリックし、00 00 00 00に項目を変更します。

再インストールなどを予定している人は、
nLite
これ最強です(笑)
ただし、自分の使わない機能やPCの周辺機器、ドライバ等を把握していることが前提ですので、上級者向けです。

大体こんなところでしょうか。まだまだありますが、まずは主なものをあげてみました。