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Windows 98/Me

※2008年10月追記
Windows98/Meでは、すでに大手ウイルス対策ソフト(ノートン〜、ウイルスバスターなど)の対応から外れており、無料のアンチウイルスソフトなども近い将来対応が終了する、とアナウンスされており、現在ではセキュリティ的には危険度が増している、と言えます。
IE以外のWebブラウザでも、Firefoxが3にバージョンアップしたことで、98/Meの対応が打ち切られ、現在対応しているFirefox2系もごく近い将来バージョンアップが終了することが決定しています。
インターネット接続をせず、テキスト打ちなど外部ネットワークから遮断した使い方であれば、何も問題はありませんが、インターネット接続をする場合は、現在ではかなりのリスクを背負っている、ということを頭に入れておいてください。

同様に、有名なアプリケーションなどの98/Me対応も今はほとんどされておらず、最新のアプリケーションはもはや動作しなくなっており、不便を強いられるのは確実です。
現在ではXP/Vistaなどで動作する、仮想マシンソフトウェア(マイクロソフト・VirtualPCなど)が無料で公開されており、XP/Vistaが動いているPCの中で98/Meを起動させる、といった使い方も出来るようになっています。
古いソフトなどを使う場合は、この方法が良いかと思います。
万が一何かに感染しても、仮想マシンを動かしているPCには何も影響が無いようになっていますし、仮想マシンの正常な状態をまるごとバックアップすることも可能なので、何かあったときの復帰も非常に簡単です。

以下の文章は2007年頃に書いたものなので、現在の状況とは少し違う部分があるということを理解した上で読んでください。
サポートが終了してしまった98/Meですが、現在でも少数ながら愛用しているユーザーもいます。
そもそもサポート終了とはなにか。

簡単に言えばマイクロソフトがいかなるセキュリティホール、バグなどがあっても今後一切修正プログラムの類をリリースしない、ということがいわゆる「サポート終了」ということです。
WindowsUpdateそのものが出来なくなった、というような勘違いをしている方もおりますが、2006年7月11日までにリリースされた修正プログラムなどはまだWindowsUpdateを利用してアップデートすることが出来ます。
これは最短2007年7月11日まで存在を保証する、としているので、これ以降はもしかしたらWindowsUpdateが出来なくなる可能性もある、ということです。

また、これにより多くのソフトウェア、周辺機器を扱うメーカーが、98/Meへの対応を打ち切る動きになり、アプリケーションや周辺機器などが徐々に対応しなくなってきます。
なので、今後通常運用するためにはかなり支障が現れてきますし、メインPCとして利用するのであれば、WindowsXP等にアップグレードするのが一番有効ではあります。
しかしXPは要求スペックが9x系に比べて高く、9x系がプリインストールされているPCではそう簡単にUPできないのが実際のところです。

セキュリティパッチ等が提供されなくなったため、ウイルス感染などの危険性も高まっていますので、インターネットにはなるべく接続しないほうが良いでしょう。
まぁでも、そういうわけにはいかないという方もおられるでしょうから…
・ルータを挟んで余計な通信を遮断する。
・なるべくならIEではなく、FireFoxなどの非IE系のブラウザを使う。
などの対策をすれば、ウィルス感染の危険は少なくなるはずです。
ウィルス対策ソフトを導入すればさらに安全だと思いますが、今のソフトは9x系のサポートを切るものが増えてきているのでなかなか難しいと思いますし、9x系ではリソース制限があるのでこれを食い潰してしまい、不安定要素の原因になります。
なので、デメリットも多いという認識をしておいてください。

98/Meではリソースの確保が重要です。
よく物理メモリと勘違いしている人もいますが、物理メモリをいくら増やしてもリソースは増えません。
これは9x系の仕様なので、避けることができない問題です。
このリソースをいかに稼ぐか、が安定化に繋がります。

しかも、このリソースはアプリケーションを起動するごとに減っていき、終了するとある程度増えますが、減った分だけは増えてくれません。
なので、アプリケーションの起動と終了を繰り返すとどんどん減っていき、リソースが少なくなると不安定になってフリーズしやすくなります。
これを元に戻すためには、OSの再起動しか方法がありません。

ということで、起動直後のリソースが50%を切っていたら少ないほうです。
マイコンピュータ右クリック→プロパティ→「パフォーマンス」タブ内にシステムリソースが表示されています。
98は80%以上、Meは70%以上の空きを目指せばかなり安定してくると思います。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、カスタマイズのほうへいきたいと思います。
デスクトップの何もないところを右クリック→プロパティ→「web」タブの「Active DesktopにWebページを表示」のチェックを外します。
jpgなどのファイルを壁紙に出来なくなりますが、bmpに変換すれば壁紙として使用できます。

同じく画面のプロパティ内「効果」タブの「メニューとヒントをアニメーション化する」のチェックを外します。

マイコンピュータを右クリックしてプロパティ→「パフォーマンス」タブ→「ファイルシステム」→コンピュータの主な使用目的を「ネットワークサーバー」にする。
Meの場合は、この「ファイルシステムのプロパティ」の「トラブルシューティング」タブ→「システムを復元しない」にチェックを入れる。
さらに、スタート→ファイル名を指定して実行で「msconfig」と入力→「スタートアップタブ」内のPCHealthのチェックを外して再起動。
こうすると、システムの復元が利用できなくなりますが、かなり安定します。
Meのシステムの復元は、あまりあてに出来ないことが多いので、切ってしまったほうがいいでしょう。

このスタートアップというものは、必要のないプログラムが起動しているとリソースを食い潰してしまうので、いらないものは切ってください。
切ってもよいものは、個々の環境により違うので、詳細はhttp://homepage2.nifty.com/winfaq/sysres.htmlを見てください。

コントロールパネル→サウンド(Meはサウンドとマルチメディア)→サウンド設定をなしにする。

Meでは、コントロールパネル→自動アップデート→「自動アップデートを使用せず、手動でコンピュータを更新する」を選択。

タスク→詳細設定→タスクスケジューラの使用停止をクリック。
ただし、自動実行するプログラムを使用している場合はこの設定を行わないでください。
まだまだ、細かい部分は今後更新していく予定です。