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IE7導入メモ

□参考サイト様↓
http://teamcroud.fc2web.com/ie7f.htm
IE7のWindows Update、Microsoft Update、XPの自動更新機能での配布は、2008年2月13日から開始されました。

IE7の自動更新について、詳細はマイクロソフトのサイト↓
http://www.microsoft.com/japan/technet/updatemanagement/windowsupdate/ie7announcement.mspx

自動更新で配布されてきて、IE7にバージョンアップした時に戸惑わないため、ここでは適切な設定などをまとめておきたいと思います。
自動更新によるダウンロードが完了すると、「インストールしますか?」というダイアログが表示されますが、IE6で特に不都合を感じていない方はインストールしない選択も可能です。
ここで「インストールしない」を選択をした場合、以後はIE7が重要なアップデートとして表示されなくなります。
□自分でインストールする場合
配布先はココ↓
Windows Internet Explorer 7
※Windows 98/2000/Me、そしてSP2を適用していないXPにはインストールすることができません。
□導入前にやっておくこと
まず基本中の基本ですが、開いているアプリケーション、常駐プログラム、ウイルス対策ソフトなどは完全に終了した状態で行ってください。
さらに重要なことは、Googleツールバー、Googleデスクトップ、Yahooツールバーなど、IE6を基本として動くソフトは必ずアンインストールしてからIE7を導入してください。
これをやっておかないと、IE7が不安定になったり、突然落ちてしまったりと、トラブルになったという報告が非常に多いようなので。
それから、自分の環境では大きなトラブルは起こっていませんが、万が一何かあったときのために、バックアップやシステムの復元ポイントを作っておくと安心です。
□インストール
基本的にダイアログが表示されていき、「次へ」をクリックしていけば自動的にインストールが始まります。
環境にもよりますが、カップラーメンが出来上がるくらいの時間はかかると思いますので、気長に待ちましょう。
インストール完了後、再起動を求められるので再起動しましょう。
※正規のWindows認証云々については、お店から買ってきたパッケージのXPや、最初からXPが入っているプリインストールPCならば、まず弾かれることはありません。
弾かれた場合はそのXPが何らかの違法行為によって入手された可能性があります。

※2007/10/5
正規のWindows認証(WGA)は省かれました。
□導入後
XP再起動後、まずはWindows Updateを行いましょう。
スタートメニュー>Windows Update、あるいはIE7を起動してツール>Windows Updateをクリックすると、Microsoftのアップデートサイトに繋がります。
まずこの作業を行う理由は、IE6とIE7ではアップデート、パッチの種類が違い、IE7専用のパッチも存在しているためです。

アップデート完了後、IE7を起動してみると、設定画面が現れます。
この中で、フィッシングサイト検出機能の設定がありますが、何らかのウイルス対策ソフトがすでにインストールしてある場合はOFFにしても構わないでしょう。
この機能をONにすると、ブラウジング速度が落ちるので、スムーズにブラウジングしたい場合はOFFがオススメです。
ただし、セキュリティ的には危険度が増すので、そこは自分で考えてください。
IE7のデフォルトの設定では、かなりセキュリティを重視した設定になっているので、ダイアログや情報バーが色々な場面で出現します。
また、IE6のデフォルトとは違う設定になっているものもあり、挙動が違うこともしばしばあります。
まずは、いつも訪れているサイトを巡回して、正常に表示されているかどうかチェックしましょう。
□タブ周り
IE7の顔といっても過言ではないタブ機能。
これはいわゆるウィンドウをたくさん開かなくても、1個のIE内でタブを複数開くことにより複数のページを表示できる機能です。
しかし、すでに色々なタブブラウザが他にあり、後発にも関わらずタブの機能は今ひとつ。
デフォルトの設定では、タブではなく新しいウィンドウが開くようになってますし、新しいタブを開いてもバックグラウンドで動作するようになってます。
これでは使いにくいので、ツール>インターネットオプション>全般>タブ>設定、これを開きます。
そして、下の画像のように設定すると、他のタブブラウザと似た動きになるはずです。



「新しいタブの作成時には常に新しいタブへ移動する」にチェック、「常に新しいタブでポップアップを開く」が選択されていれば、タブブラウザとしての標準的な挙動になります。
□なるべく軽快に動くようにする設定方法
上記にもありますが、IE7にはフィッシング詐欺サイトを自動的に検出し、ユーザーに警告を出す機能が組み込まれています。
これはセキュリティ的にもIE6より安全ではありますが、ブラウジングが重くなりやすいです。
ウィルス対策ソフトなどをすでに導入していたり、安全なサイトしか行かないという方はこの機能を切ってしまったほうが軽快かつ安定したブラウジングが出来るでしょう。
ツール>インターネットオプション>詳細設定>フィッシング詐欺検出機能>フィッシング詐欺検出機能を無効にする、を選択。
さらに、セキュリティ>インターネットゾーンを選択し、レベルのカスタマイズ>フィッシング詐欺検出機能を使う>無効にする、を選択しましょう。

複数枚タブを開いている時、それぞれのタブで表示しているページをサムネイルで一覧表示する「クイックタブ」という機能がありますが、特に必要ないと感じている方は切ってしまいましょう。
ツール>インターネットオプション>タブ>設定>クイックタブを有効にする、のチェックを外します。

Windows Messengerのアドオンは不安定要因になりやすいので無効にしてしまいましょう。
ツール>インターネットオプション>プログラム>アドオンの管理>Windows Messenger>無効にする、を選択しましょう。
□IE6と挙動が違う部分
2ちゃんねるの掲示板TOPページなど、フレームで分割されているページで、左メニューをクリックすると右のフレームにページが表示されず、新しいタブ(ウィンドウ)で表示されることがあります。
これはデフォルトで「異なるドメイン間のサブフレームの移動」が無効になっているためです。
ツール>インターネットオプション>セキュリティ>インターネットゾーンを選択し、レベルのカスタマイズ>異なるドメイン間のサブフレームの移動>有効にする、を選択しましょう。
□不具合
どうにも挙動が不安定、すぐ落ちてしまう、などの症状が出ることがあります。
IE7インストール時に、ツールバーなどの削除を十分に行っているにも関わらず不安定な場合は…
ツール>インターネットオプション>詳細設定>リセット、これを試してみてください。
さらにセキュリティレベルも全てリセットしてみるといいかもしれません。

ノートンインターネットセキュリティを使用している方は、IE7との相性が悪いことが報告されているので、不具合が起きやすいらしいです。
□ページが真っ白になる問題について
Yahooなどを閲覧していると、ページが真っ白になったまま「ページが表示されました」となり、読み込みが停止してしまうことがあります。
再読み込み(F5)をすると正常に読み込まれるのですが、この現象は2バイト文字=つまり日本語や中国語・韓国語圏の言語を使用したページにだけ現れるそうです。
ユーザーの設定などで解決できる問題ではないので、どうしようもないのですが、4月に非公開パッチがリリースされております。
http://thehotfixshare.net/download/index.php?dir=Japanese/Windows%20XP/
こちらのページの「IE7-WindowsXP-KB933006-x86-JPN.exe」をDLしてインストールしてください。

この問題は2007年6月の月例アップデート「MS07-033 - Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム」に上記の修正プログラムが含まれているので、Windows Updateを行えば解決します。
マイクロソフトサポート技術情報はこちら↓
http://support.microsoft.com/kb/933566
□IE7をアンインストール
何らかの理由でIE6に戻したい、あるいはトラブルが頻発するなどしてアンインストールする場合は、いくつか注意が必要です。
まずは、インターネットオプションで全ての履歴、クッキー、一時ファイルを削除しましょう。
そして、
http://www.adobe.com/jp/shockwave/download/alternates/
こちらのページから、Flash Playerのアンインストーラーをダウンロードして実行してください。
そして、プログラムの追加と削除から、Windows Internet Explorer 7を選択し削除します。

再起動を求められるので、再起動後はまず、インターネットオプション内の、
プログラム>Web設定のリセット
セキュリティタブで、全てのゾーンのセキュリティレベルをリセット
これを実行してください。
そして、再びFlash Playerをインストールしましょう。

IE7をインストールすると、コントロールパネルのサウンド設定の名称が一部英語に変わりますが、アンインストールしてもこの英語に変化した部分は元に戻りません。
これが気になる人はレジストリを操作して元に戻すことができます。
レジストリを操作するリスクと操作方法を理解している方のみ実行してください。

HKEY_CURRENT_USER\AppEvents\EventLabels\
ActivatingDiscovered→ナビゲーション終了
BlockedPopup→ポップアップ ウィンドウのブロック
CCSelect→選択
MoveMenuItem→メニュー項目の移動
Navigating→ナビゲーションの開始
SecurityBand→情報バー
ShowBand→ツールバー バンドの表示

以上のようにそれぞれの値を変更してください。

同じような現象として、エクスプローラのステータスバーの右側、マイコンピュータなどと表示される場所が「My Computer」などと英語で表示されてしまいます。
これもレジストリの操作で解消しますが、長いので以下のファイルをダウンロードして実行してください。
stetber.reg
□どうしても元に戻らない場合
管理人の環境で遭遇したのですが、IE7アンインストール後、EUC-JPエンコードのサイトで文字化け、レイアウトが崩れるなどの現象がありました。
これの修正方法については不明です。
IEはWindowsに非常に深く関わるものなので、より安定させ、トラブルを少なくするためにも、Windowsの再インストール(リカバリ・再セットアップ)も検討して下さい。